こんにちは、広報の羽田です。
最近話題の「学び直し」。特にデジタル人材の不足に伴い、「DX人材」をどう社内で育成するかは、社会全体のテーマでもあります。
エン・ジャパンでは、会社の強制ではなく社員が自主的に学ぶことで、デジタル分野のキャリアを歩んでいく事例が増えてきました。
【文系からDX人材へ】のテーマで社員インタビューを連載しています。
第4回は、中途求人メディア事業部・熊倉さんを紹介いたします。
今までのキャリアを教えてください!
2013年に新卒入社後、営業、ディレクター、企画など様々な職種を経験しました。
2015年の産休・育休を経て復帰し、現在はDX推進グループシステム企画チームのリーダーに従事。
グループ全体としては、営業プロセスのDXを担っています。
その中で私のチームでは、事業部内のシステム関連全般を担当。主にkintoneを活用し、お申込書提出や制作発注、各職種の実績管理が効率的に進むように改善しています。
営業、ディレクター、企画など様々な仕事を経験されたと思いますが、以前からDX分野に興味があったのでしょうか?
営業・ディレクターのときは、IT関連に関心があったわけではありません。
ただ企画職に異動となったことで、解決課題の最適な手段が「システム化」となることが多く、システムについて勉強し始めました。
あくまでDXは手段であり、「どんな課題を解決したいか」から入るべきだと思っています。
営業プロセスのDXに取り組むにあたり、どんな勉強をしましたか?
上述の通り、DXはあらゆる課題解決手法の中の1手段です。
したがって、DXの前に問題解決の手法について勉強をしました。
上司から代表的なフレームワークや参考図書を教えてもらったことに加え、社内で提供しているオンライン学習ツール『エンカレッジ』にて動画での学習もしました。
もちろんDX関連の本も読んでいます。
さらに、自分が学んだことを研修資料にまとめ、カリキュラム化。自ら講師として研修も実施しました。
体系だって教えることでメンバーの学習効率も上がるだけではなく、自分自身の知識の定着も進みました。
2015年以降、子育てをしながらの仕事だと思います。新たな分野のインプット(学び直し)と育児・家事の両立において、コツはありますか?
一日の時間は増えないし、仕事も育児もどちらも大幅に削減することができるものではない以上、「これをすれば両立できる」というような飛び道具はなかったなと、振り返ってみて思います。
ただ復職直後に企画職に異動したことで、「学ばないと仕事ができない」という状況になり、学びの優先順位が高い環境に身を置けたことが最も影響力が大きかったです。
また、育児がワンオペという家庭事情もあり、お昼休みが唯一自分の思った通りに過ごせる時間だったので、そこを自己学習の時間にあてていました。
いまは娘も小学生になり、だいぶ余裕がでてきたので娘が宿題をしている間や習い事に行っている間を、自分のインプットにあてています。
熊倉さんにとって、DXの面白さはなんですか?
新たな価値を生めることです。
何かのシステムをリリースする際、「時間削減」は目に見えた成果になるのでもちろん嬉しいのですが、データによって「違う価値」を生み出せることがDXの面白さだなと思います。
たとえば、それまでエクセルで行っていた業務をシステム化することにより、今まで蓄積できていなかったデータを分析することができ、そのデータを活用して新たな取り組みを行うこともできます。
時間削減にとどまらない新たな価値を生み出せるよう、今後もDXを推進していきます。
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熊倉さん、ありがとうございました!
過去の連載も、ぜひご覧ください!
【文系からDX人材への道】気になるテクノロジーを取り入れ、自分に合うか実験してみる。(デジタルプロダクト開発本部、鶴谷さん)#きょうのエン
【文系からDX人材への道】文学部卒の新卒社員が、RPAで生産性向上に挑む(中途求人メディア事業部、林さん)#きょうのエン