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月間4000時間の業務削減を実現した、思考プロセス。
2017/10/27UPDATE!

月間4000時間の業務削減を実現した、思考プロセス。

en soku!編集部
en soku!編集部です!エン・ジャパンでの取り組みやリリース情報、調査情報などを親しみやすくお届けしていきます。

中途求人メディア事業部 制作部の高橋です。2006年新卒入社の12年目。就活サイトや転職サイトのコピーライターを10年続け、その後、求人広告の制作に関する企画業務に携わっています。

10月の全社会議で「社長賞特別賞」を受賞。12年目で初・社長賞ですので、かなり遅咲きです。諦めず見守っていただいたみなさまに感謝をお伝えし、また、後に続く方への参考になればと思い、受賞までの道のりをご紹介します。

受賞理由は、業務削減インパクト。

求人広告の「取材から掲載まで」の納品プロセスで、月間4000時間の業務削減を実現したこと。これが、今回の社長賞特別賞のひとつの理由でした。

残念ながら詳細を述べることはできないのですが、たとえば、ある業務フロー変更/システム導入により「従来工数の99.5%削減」ができました。この成果を出せた理由を振り返ると、大きく三つの視点がありました。

 

[1]原動力は、非効率な業務への「憤り」。

2016年1月から現場でのコピーライティング業務を離れ、業務カイゼンプロジェクトに参加。企画専任となり、ある意味、社内転職をしました。

動機は「制作職が本業に専念できる環境を整えたい」。お世話になった制作部門への恩返しの気持ちが強かったです。

「コピーライターが、正しくコピーライティングに集中できるようにしたい」。そう思って業務フローを見直していくと、営業職など多職種も非効率な業務に悩んでいることがわかりました。事業の成長速度が速く、フローの整備が追いついていなかったのです。

能力のある人たちが、フローの未整備により全速力で走れない。たとえて言うなら、レーシングカーが砂利道を走っているようなものです。「こんな状況は許せない。看過できない」。そんな“憤り”にも似た想いが、プロジェクト遂行の原動力になりました。

 

[2]判断軸は、本質を見極める「クリティカル・シンキング」。

直訳すると「批判的思考」。

単に「反対する」「批判する」ということではありません。個人的には「前例に捕らわれず、多面的に捉え、本質を見抜く思考」という訳が好きです。

たとえば、「昔からコピーライターがやっていた” 求人広告制作以外の業務”」があったとします。なぜ、コピーライターが行なう必要があるのか? コピーライターが介在する価値はなにか? その業務で求められる価値はなにか? 上記のような問いをくり返し、業務フローを整理しました。

「昔からそうだから」「やったほうがいいから」という理由で、何となく継続している業務はどの職域においても一定数存在します。時間はかかりますが「本質的な価値」に立ち返ると、ベターとマストが整理され、削るポイントが見えてくると思います。急がば回れですね。

 

[3]最前線への「感謝とリスペクト」を胸に。

プロジェクトを遂行するなかで、常に胸に刻んでいたのが「会社の主役は現場だ」という想いです。

業務カイゼンに向けて会議漬けの日々を送っていると、つい「自分が一番大変」と誤解しそうになります。しかし、業績を支えているのは、現場にいる営業、取材担当ディレクター、そして、コピーライターです。

以前、弊社代表の越智も「エン・ジャパンは逆ピラミッドの組織だ」と話していたことがありました。

「現場の最前線に立ち、市場の厳しい要求や、競合との熾烈な争いを一身に受け、汗を書いている営業やコピーライター。そうした現場メンバーが組織図の一番上にいて、管理職はその下。だから、代表の私は一番下だ」と。

特に、企画の仕事は個人(私ひとり)で成果が出せるものではありません。その企画に共感し、理解し、一緒にがんばってくれる仲間がいなければ、どんなに素晴らし業務カイゼンも「絵に描いた餅」で終わってしまいます。

現場と一体になってプロジェクトを推進していくためにも、現場のことを第一に考える。越智の言葉を胸に、「自分よりも大変な想いをしている人たちが現場にいる」と、自分に言い聞かせていました。

最後に、明日からできる業務カイゼン。

上記の三つが業務カイゼンプロジェクトを推進できた要因だと感じています。

今回の受賞後、「業務カイゼンしたいけど、何から手をつけたらいいのかわからない」という方からご相談をいただくことが増えました。そのときに、「まず、不平や不満を我慢せず、メモなどに残しましょう」と伝えています。

「必要は発明の母」と言われますが、「問題がある状態」には業務カイゼンのヒントが隠れています。なので、メモをして数日置いておく。そして、後日、冷静な視点でカイゼン案を考えてみる。ある経営者の書籍で読んだテクニックですが、どの職域でも有効だと思います。

大変な時に、ただじっと我慢するのではなく。「仕方ない」と諦めるのではなく。不平、不満を言うのでもなく。建設的な提案につなげて、解決していく。その一歩を踏み出せると、周りの協力も得やすくなりますし、カイゼンのための選択肢が増えると思います。

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