人間は様々な顔を持っている。
親としての顔、子どもとしての顔、友達としての顔、恋人としての顔…
心理学でいえば「パーソナリティ」。社会学でいえば「ドラマツルギー」といったところであろうか。
そんな人間が作るからこそ、ラーメンもまた様々な顔を持つ。
その中でも「ラーメン二郎」ほど、多様性を見せるものはないだろう。
純粋な二郎もさることながら、インスパイア系も含めれば、まさにガラパゴス。
しかし二郎と聞くと…
( ・ω・)「あぁ、豚のエサね。」
という方も少なくないのではないだろうか。
今日はそんな概念を打ち砕くお店をご紹介したい。
ここに行けばきっと、二郎が「単なる豚のエサ」から「活力の源」となるに違いない。
9月5日17:35。
やってきたのは中野ブロードウェイのすぐそば。
いい感じの飲み屋が立ち並ぶゾーンをすり抜けてお店を目指す。
普通にお酒が飲みたい…。
危うく飲み屋に飛び込むところだったが、無事にお店へ到着。
やってきたのは二郎インスパイア系のお店。
「らーめん Kaeru」。
お客さんがまた店に帰ってくるよう、この名前がつけられたという。
店内は、夕暮れを反映したかのような薄暗さ。まるで山小屋のようだ。
厨房では店主が一人で、せっせとラーメンを作っている。TBSラジオをBGMにして。
無料のトッピングは食券を出すときにするとのことで、今回は「野菜」のみをオーダー。
着席して、しばし待つことにする。
店主の手際とラジオに気を取られていると、今日の一杯が到着。
ちょこんと盛られた野菜たちに、そっと寄り添うチャーシュー。
その二郎らしからぬ華奢なフォルムには、女性らしささえ感じさせる。
スープもガツンとしたものはあまり感じさせない。二郎らしいこってり感は一瞬で、後味はすっとフェードアウトしていく。ラグビーでいえば、モールでゴリゴリ押し込むというより、キックで得点を重ねていく戦術といったところであろうか。
しかし麺は本格的で、百戦錬磨のジロリアンでも満足できるレベルだ。お約束の太縮れ麺と、がっぷり四つが楽しめる。「細麺も選択可能」とのことであったが、それはそば屋にきてうどんを頼むようなもの。漢字二文字で言えば「邪道」だ。
全体的には、往年の二郎ファンからすれば物足りないところだろうが、中野という多くの人が行き交う場所柄か、非常にライトな仕上がりとなっている。
野菜を盛らないという選択をすれば、初めて二郎を食べる人にも安心しておすすめできる。
ということで18:12、完食。ごちそうさまでした。
二郎デビューにピッタリなこちらのお店。
しかし私にとっては…やっぱりちょっと物足りないなぁ…
ε= 店 ε= 舗 ε= 情 ε= 報 ε= ε= ε= ε= ε= ε= ε=┏( ・_・)┛
らーめん kaeru
東京都中野区中野5-56-15
MAP:https://goo.gl/maps/ppSCRGV1EQo
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