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日々是拉麺 Day7 銀座 篝
2017/06/26UPDATE!

日々是拉麺 Day7 銀座 篝

ハヤテ
つれづれなるままに、日ぐらし麺に向ひて。そう、人生の数だけ、ラーメンがある。

『ザギンで○○』

 

あなたにとって、○○には何が入るだろうか。

 

 

 

「しーすー」が浮かんだそこの諸君。

 

 

…残念。はずれである。

しかし安心して欲しい。
そんな諸君のために、この記事はある。

 

「ザギンでしーすー」を打ち砕く一杯は、銀座4丁目にある。

 

最寄りは銀座駅のA9出口。
上がると、木村屋のあんぱんが攻勢を仕掛けてくるだろうが、
ここはぐっとこらえよう。食後に買っても遅くはないはずだ。

Appleの角を曲がってしばらく進むと、行列が見えてくる。
正確に言えば、行列だけが見えてくる。

 

以前の記事でも書いたが、こだわりのある店舗ほど、なぜか隠れたがる。
その特性は京都のみならず、ここ銀座でも同じようだ。
歴史が息づく街とは、なんとも奥ゆかしい。

 

 

「銀座 篝」

ビルとビルの間にすっぽりと収まる、小さな建物の1階にその店はある。
もはや行列がなかったら、確実に素通りするような店構えだ。

 

店内はカウンター8席だけという控えめさだが、
このお店はミシュランガイド2016、2017と、2年続けて掲載されており、
知名度は全く控えめではない。

人間もそうだが、本質は見かけによらないものである。

 

店内はラーメン屋というより割烹のような雰囲気で、
お店の人も板前のような格好でラーメンを作っている。
ラーメンへのこだわりを感じさせる装いだ。

 

1時間ほど待ってから着席。
ここは迷わず看板メニューの「鶏白湯SOBA」をセレクトしたい。

 

ちなみに”SOBA“は英語のみならず、
インドネシア語でも「蕎麦」という意味で通じる。

さらにちなむと、インドネシア語は、

・現在形・過去形などの動詞変化がない
・男性名詞・女性名詞の区別がない
・複数形は単語を繰り返すだけ(例:「orang」=人/「orang-orang」=人々)

というシンプルさを持つので、すぐに習得できる外国語としておすすめだ。

 

高校の頃に授業で少し学んだな、と思っていると、
今日の一杯が到着。

対麺の図

対麺の図

 

品のある、美しいたたずまい。
美術館で名画と対面した時のような、一瞬が永遠に感じられる対面。いや対麺

 

 

そしてスープを一口。

出汁のような奥深さと、ポタージュのような素材感が合わさって、
濃厚な鶏のうまみがふんわりと運ばれてくる。

鶏白湯といえば塩味のあるスープがオーソドックスだが、
この店はそうした塩味を超越した、唯一無二の境地を切り拓いている。

 

続いて、麺を引き上げる。

スープとの相性抜群の麺

スープとの相性抜群の麺

 

もっちりとした麺はスープとの相性が抜群で、
チーズリゾットにおける米とチーズのように、互いをつかんで離さないまま、
それぞれのうまみを連れてやってくる。くっ…お前ら最高かよ…

これだけで、しばらくは風味の中におぼれていることができる。なんたる幸せ。

 

しかし具も負けていない。特筆すべきはチャーシューであろう。
とてもしっとりとしていて、そのやわらかさはローストビーフを思わせる。
もはや、噛みしめるのが心地よい

これまた美しい具たち

これまた美しい具たち

 

他にもお野菜が並んでいるが、それぞれがスープに埋没するでもなく、
かといってスープと違う方へ独走するでもなく、その輝きを放っている。

スープがいい意味で「ラーメン」ということを感じさせないため、
ラーメンの具としてはあまりお目にかからない野菜たちも、
安心して丼の中に存在していられるのだと思う。

 

 

この一杯はラーメンというより、和食なのかもしれない

そんな確信めいた想いを胸に、鶏のうまみを身にまといながら、
ジャンル問わず「東京でうまいラーメン屋」として一二を競うお店を出るのであった。

 

ごちそうさまでした。

 

ε= 店 ε= 舗 ε= 情 ε= 報 ε= ε= ε= ε= ε= ε= ε=┏( ・_・)┛

銀座 篝

東京都中央区銀座4-4-1 銀座Aビル1F
MAP:https://goo.gl/maps/NyF8yhs6HA52

┗(・_・ )┓= 3 = 3 = 3 = 3 = 3 = 3 = 3 = 3 = 3 = 3 = 3

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