こんにちは、エン・ジャパン広報の森本です。
突然ですが…エンには「 Welcome Back制度 」、という自社採用の制度があります。
退職理由にかかわらず、一度当社から離れた社員の出戻りを歓迎するもの。現役社員の誰かに「戻りたいんだよね…」と言ってくれれば、すぐに採用面接しましょう!というカジュアルなものです。
制度施行から数年。すでに10名ちかくの社員がウェルカムバック! なぜ、戻ってきてくれたのか? 本人たちに直撃してみた!シリーズ!
第一弾:出戻り社員の本音。エンを辞めた私が4年ぶりに復帰した理由。
第二弾:出戻り社員の本音|10年の時を経て、リクルーターとして再入社した理由。#きょうのエン
第三弾:出戻り社員の本音|キャリアを求めて転職したわたしが戻ってきた理由。#きょうのエン
第四弾は、この方。現在は求人サイト「エン転職」の運用を担う並木さん!
もともと在籍中から多くの社員に愛されてきた並木さん。一度退職したときは、盛大な送別会が開かれていたことをよく覚えています。
2年後の今年、エンに復帰されたときは目の錯覚かな…?と。とにかく、とっても嬉しかった。
彼女はなぜ退職を決意して、戻ってきたのか? その決断の裏には、いったい何が? 早速聞いてみましょう!
<Profile>
2008年にエン・ジャパンへ中途入社。アルバイトサイトの営業、営業企画、新人研修、サイトリニュ―アル、販促支援など多岐にわたる業務に従事。2015年に金融サ―ビスを提供する企業へ転職した。2017年4月にふたたびエン・ジャパンへ復職。現在は「エン転職」の運用業務全般やシステム改善のミッションを担う。
|外で自分のチカラを試したい、挑戦の船出。
―なぜ、エン・ジャパンを退職したんですか?
簡単にいえばマンネリ感と、やりきった感、でしょうか。
私がエンを離れたのは入社7年目のこと。当時は担当する求人サイトの営業企画として、販促支援や研修に携わっていました。
忙しくも充実した日―。ただ営業・企画とさまざまな仕事を経験する中で、もうエンでは新たにやれることが無いんじゃないかな?と思ってしまって。
今振り返れば、まだまだなことばかりでした。でも当時は本気でそう思っていて。最終的に「他の業界でも自分の力を試してみたい」と、上司の反対も押し切って転職したんです。
―退職後は、どんなキャリアを歩んできたのでしょうか?
クレジットカ―ドや電子マネ―事業を展開する会社へ転職しました。
仕事内容は、サ―ビス企画。最初の1年は、カ―ドの強度改善プロジェクトや法人との連携サ―ビスを企画。2年目には、加盟店を広げるための活動や、新たな決済端末との連携、条件交渉など、転職先でも幅広い業務を任せてもらっていました。
―すごく多彩ですね!まさに転職理由を実現された印象があります。
そうですね。多くの経験をさせてもらい、感謝しています。
ただ、大手企業のグル―プ会社だったこともあり、エンとのギャップを感じる機会もたくさんありました。
離れてみて気づきましたが、エンの良いところは「全員が同じ方を向いて仕事をしていること」。そして、「みんな自社のサ―ビスが好きで自分の手で良くしたいと考えている」「自社サ―ビスを通じて社会を良くしたいと思っている」ところです。
自分のサ―ビスを心から愛している仲間や、「もっと良くしたい」という気持ちを持つ社員は、決して当たり前ではなかった。
誤解を恐れずにお伝えすると、仕事を「やらされ仕事」としてこなす人たちや、頑張る人に「そんなことやっても意味ないよ」と忠告するベテラン社員。私がエン・ジャパンで培ってきたものとは、まったく異なる仕事観の環境でした。
エンはワ―クハ―ドな会社で、みんなが全力投球。純粋に成長を追い求めています。真逆すぎる社風で、よりギャップが大きかったのかもしれません。
|愚痴よりも、楽しく仕事の話がしたい。
―そこから、再度エンに戻るキッカケはなんだったのでしょうか?
エン社員との会話で、「戻ってくればいいいいじゃん」と言われたことです。
退職した後も、エン・ジャパンの人とはよく会っていて、その日もいつものメンバ―で集まっていました。
前職は、5時半定時で帰る日々。物足りなさや仕事への向き合い方に違和感をおぼえはじめて、同僚と愚痴ばかり言い合っていた頃でした。
大変そうだけど楽しそうに仕事の話をしているエン・ジャパンの先輩たち。それを見て、愚痴をこぼしてばかりの自分が情けなくなりました。
ふと「物足りない…」とこぼしていたら、冒頭の「戻ってくればいいじゃん」のセリフが。
当人は気軽に言ったのかもしれませんが、次の選択肢にエンも入るんだ、と気づかされました。ちょうど達成感ややりがいのない仕事に、転職も考えていた時期。そこからは、早かったですね。
結婚が決まっていた現在の主人にも相談。辞めるとき、一番熱心に引き止めてくれた役員の寺田さんに意を決して連絡してみました。
正直迷いもあったのですが、自分が戻れる場所はあるのか?それだけでも確認してみたいと思ったんです。
―実際に話してみたら、どうでしたか?
寺田さんは話していくうちに「戻りたいんでしょ! 戻ってきなよ!!」と、こちらがビックリするくらい、すごく前のめりに話してくれました。
もともとわたしが「仕事の幅を広げたい」と転職をしたこともご存知だったので、「どこの部署がいいかな?」と聞いてくださって。もともと在籍していた営業企画職ではなく、現在のサイトのコンテンツを企画したり、運用や開発をおこなう部署で打診してくれました。
|やれることの幅が広がるかどうかは、自分次第だと気づいた。
―いざ復帰したとき。社員の反応はいかがでしたか?
退職するとき、あんなに大々的に送り出してくれたのに。と心苦しい気持ちがありましたが、エン・ジャパンの人はもれなく(きっと)とても温かく迎えいれてくれました。
正直、とっても嬉しかったです。エン・ジャパンの魅力を再確認できたというか。
業務で復帰早々に営業部全体へメ―ルを送る機会があったんですが。私が復職したことをそのメ―ルで知った社員も多かったようで、ものすごい数の返信をもらいました。少なくとも歓迎されていることを実感できて、とっても嬉しかったです。
家族からは「またハ―ドに働いて、帰りも遅くなるのでは?」「結婚するのに、忙しいところに戻るの?」と心配されていました。でも最終的には「仕事が物足りなくて、暗い顔しているよりいいね」と納得してもらえましたが。
―よく「出戻り」の文脈では、「昔の部下が上司になった」など再入社ならではの戸惑いがあるようですが、いかがでしたか?
正直、まったくないです。
今の上司は、在籍していたときに苦楽をともにしたサイトプロデュ―サ―だったり。元―仲良くしていた方が同じグル―プだったり。楽しく、忙しく、仕事をしています。
人事で中途入社者の受け入れを担当していたメンバ―は、私が新人研修を担当していた世代。彼らが一番やりにくかったかもしれません。
―転職理由にもなった仕事の幅、についてはどうですか?
広がった実感があります。
同じ「企画職」でも、企業に近い営業を支援する営業企画職と、ユ―ザ―に近い現在の部署では、サ―ビスへの見方も変わっていきました。
また、前回の在籍時は小さい組織で働いてきて、今回はエン転職という巨大な組織やサ―ビスの運用へ。まだまだだなと思うことが多くて、日々力不足を痛感しています。そのぶん、伸びしろがある!と感じられて、楽しく仕事をしています。
―並木さん自身、2年ほどエンを離れていましたが、変わっていたことはありましたか?
とにかく「社員数が増えていた」ことです。
事業の成長をまざまざと感じました。私は、2008年のリ―マンショック直前に入社した世代。エンの社員数が減っていくところも見ていたので、余計に感慨深いです。
一方で、平均退社時間が早くなっていたことも驚きました。以前在職していた時、「20時には社内にあまり人がいない」なんて考えられなかったですから。心底変わったなと思いました。
もしも仕事が体力的に辛くて辞めた人がいたら…その当時よりかなりマシになったよ!!!!と、伝えたいですね。
―出戻りを考えている元社員がいる、と仮定して伝えたいことはありますか?
「前向きに仕事ができる環境に身をおきたい」ということであれば…転職先の選択肢のひとつとして「エンに戻る」はアリだと思います。
幸い、あたたかく迎え入れてくれる仲間も環境も整っている。在籍時に培った関係性も、そのまま生かすことができる。
普通の転職では、まず「新しい環境になじむ」というハ―ドルが必ず発生しますが、その負担が劇的に少ない。会社の文化も大事にしている考え方もわかっているので。
働く側にとって、すぐに活躍しやすい状況をつくれるのが「Welcome Back制度」の良いところだと実感しています。