まるっと公開!エン・ジャパンの社内報
人気のキーワード
まるっと公開!エン・ジャパンの社内報
ワンス・アポン・ア・タイム・イン…エン・ジャパン(取締役 沼山祥史編 <1>)――名古屋での新人時代
2024/02/04UPDATE!

ワンス・アポン・ア・タイム・イン…エン・ジャパン(取締役 沼山祥史編 <1>)――名古屋での新人時代

ささきはじめ
コピーライター/現在は主に自社採用に関わっています。

業界に先駆けて「インターネット求人情報サイト」をオープンさせ、2000年1月に前身の会社から分離・独立したエン・ジャパン。翌年6月にはナスダックジャパンにスピード上場し(現在は東証プライム市場に変更)、2023年3月期の売上高は677億1600万円、従業員数3380名(いずれも連結)に到達している。5ヶ年の中期経営計画では、2027年3月期までに売上高、営業利益ともに2倍強の水準まで引き上げる目標だ。

マーケットの競争環境が激しい中、成長を続けてきたエン・ジャパンの道のりは、決して平たんなものではなかった。常に高い目標を掲げ、達成してきた背景には、社員一人ひとりの成長の物語がある。そこでエン・ジャパンと社員が歩んできた歴史を振り返ることで、日々の仕事の価値を再発見し、未来に向けた道しるべを見つけるきっかけにしていきたい。

今回登場するのは、2005年にエン・ジャパンに新卒入社し、現在は取締役を務める沼山祥史(2024年2月時点)。彼の経歴は、多彩だ。正社員向け転職サイト(現・『エン転職』)の法人営業を皮切りに、新規事業プロジェクト、人財戦略室(エンにおける人事部門)、派遣会社支援事業部(『エン派遣』などを運営)、人材紹介事業部、人財プラットフォーム事業部(『AMBI』『ミドルの転職などを運営』)と、幅広い部門で組織の中枢を担ってきた。数々の事業部の責任者を歴任してきた沼山はどんな経験をし、どのような想いを持って進んできたのか。全5回に分けて、お届けする。

第1回:新人時代(2005年~)

エンに新卒入社した沼山が配属されたのは、名古屋支社。『[en]社会人の転職情報』(現・『エン転職』)の法人営業として、キャリアをスタートさせた。当時、まだエンの知名度は高いとはいえず、企業(カンパニークライアント)の新規開拓が最重要ミッションだった。

入社当初から、沼山は熱心に業務内容を学び、行動に移した。初受注は、入社初月の4月。全国の同期の中で、最速だ。触発されるように、名古屋支社の同期メンバーも次々と初受注を決めていく。そのうち、「名古屋の新人はすごい」と、ささやかれ、注目されるようになった。

そんな名古屋支社を率いていたのが、Nさんだった。Nさんは、プレイヤー時代から突出した実績を出してきた伝説的な存在。面白いエピソードも多く、人を盛り立て、楽しませる才能にあふれていた。沼山は、Nさんのことをこう語る。

「僕にとって、Nさんはヒーローでした。いつも前向きで、周りを明るく照らしていた。何を考えているのか知りたくて、Nさんが読んでいる本は、自分も片っぱしから手にしました」

Nさんは営業として優秀なだけではなく、オフィスのメンバーとこまめにコミュニケーションをとり、士気をあげるのがうまかった。みんな支社長のNさんのことが好きだったし、この人のためにも目標達成しよう、と思わせる魅力にあふれていた。

マーケットでの『エン転職』のシェアを伸ばそうと、奮闘する名古屋オフィスの面々。

しかしそんなとき、寝耳に水の事態が起きた。

あのNさんが、体調不良で現場を離れなくてはならなくなったのだ。

「最初は、とにかく驚きました。なんでNさんが、と思ったし、僕がもっとしっかりしていれば、体調を崩すこともなかったのでは、と自分を責めたりもしました」(沼山)

衝撃を受けたのは、もちろん沼山だけではない。メンバークラスはもちろん、リーダーやマネージャーにも動揺があったのは間違いない。オフィスに重い空気がのしかかった。

「同期とは食事に行ったりして、Nさんのことを話しました。いろいろ感情はあったけれど、最終的には、Nさんに恩返しするには目標達成するしかない、という結論に至ったんです」(沼山)

沼山の中で、スイッチが入った。これまで以上に、彼はがむしゃらになった。採用難易度が高い仕事にも、臆せずに立ち向かう。意識が、大きく変わっていた。

「当時、僕は岐阜エリアを一人で担当していました。そこで同エリアの掲載社数No.1という目標を立て、達成に向けて行動していったんです。競合サイトに絶対に勝つ、という想いで毎日を過ごしていきました」(沼山)

そして、その冬。

沼山は新規顧客を猛開拓し、『エン転職』を「岐阜No.1サイト」(当時)に引き上げた。

「強い競合がいるマーケットで、掲載社数を一番にできたのは、大きな成果でした。全社的にも、大きなインパクトがあったと思います。Nさんが現場からいなくなり、苦しいこともありましたが、少しは恩を返せたのかな、と。そしてこの出来事を通じて、一緒に働く仲間とは一期一会で、そのときどきの瞬間を大切にしないといけないと学びました」(沼山)

その後、沼山は新しい支社長のもと、リーダー、グループマネージャーへと昇格を果たしていく。いつも冷静でありつつ、情熱を秘めている沼山の原点は、この新人時代にあったのだろう。

この記事が気になったら
シェアをお願いします!
ワンス・アポン・ア・タイム・イン…エン・ジャパン(取締役 沼山祥史編 <1>)――名古屋での新人時代
エン・ジャパンは
積極採用中!
わたしたちと一緒に働いてみませんか?
詳しい採用情報はこちらから!
最近のエン・ジャパン
写真でひも解く!エンのリアル