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千葉で、夏の思い出つくってみた。
2019/08/15UPDATE!

千葉で、夏の思い出つくってみた。

あおき
コピーライター。しりとりと川が好きな千葉県民。

千葉暮らしのコピーライター・あおきです。

 

びっくりするほど夏ですね。

痛いくらい照る太陽。真っ青な空。入道雲。

そして、夏といえばやっぱりアレ。

ひと夏の甘酸っぱい思い出。

 

教室の窓から見つめたグラウンドを走る姿、
憧れの同級生と待ち合わせて巡った夏祭り、
夜の海でこっそり火をつけた線香花火……。

目をつぶればフルカラーで思い出せる。
そういう季節じゃないですか。

 

 

 

————–

 

そう、たとえば木更津の江川海岸。
 

宿題とプールが終わってから、
水平線に沈む夕陽を眺めに行く。

そうすると決まって会う男の子がいた。

 

 

 

対岸に見える君津の工場群を指さして、

「煙突から煙が出て見えるけど、あれはただの水蒸気だ」とか。

よく分からない話をしていたその子は、
近くの私立中学に通う大人びた子で。

 

 

 

陽が落ちたら家に帰らなきゃいけない。

「帰らなくていいの?」

って言われたくなかったから、
話が途切れないように、
延々しりとりをしていた 夏。

 

 

————–

 

 

そう、たとえば館山の夕映え通り。

 

模試があった日の帰りは、
幼馴染とファミレスで自己採点をした。

自転車で二人乗りするときの、
自分と違う汗のにおいと、
ゴツゴツした肩の骨を覚えてる。

 

 

1~2教科はマジメに採点するんだけど、
結局飽きて勝った負けたとか騒ぎ出して、
すっかり馴染みの店員さんに怒られて。

あんたのせいだ、お前のせいだ、
って言い合うまでが1セット。

 

 

高3の夏。
いつもみたいにファミレスから北条海岸に流れて、

思い切って、
「東京の大学を受ける」って言ったときは、

「じゃあ俺も」ってなるの、
1mmくらいは期待してたんだけどな。

 

電車で2時間半。

映画1本ぶんくらいの距離が、こんなに遠いなんて思わなかった 夏。

 

 

 

————–

 

 

そう、たとえば銚子の犬吠埼。

社会人になりたての夏休みは、
人混みに行く気分じゃなかった。
電車に乗ってひとりで向かったのは、
太平洋に突き出した岬。

 

 

海を眺めてぶらぶらしていたら、
バイクから「駅まで送ります?」って
声をかけられて、ちょっとビックリした。

1人で歩いていたから、
何かを思いつめた人に見えたかな?
苦笑いしつつお断りをしたんだけど、
なんだかんだ駅でまた一緒になって。

 

 

銚子電鉄の終着、外山のあたりで暮らしていること。

いちどは東京で就職したけど、息苦しくてUターンしたこと。

 

 

そんな話をするうちに、

空が藍色に変わりはじめれば、
1時間に1本だけの上り電車がやってきて。

車窓から手を振りながら、
名前も知らないことを思い出した、夏。

 

 

あの人は、今……

 

————–

 

 

 

 

 

 

 

 

というのは
100%妄想なわけで、

 

私は生まれも育ちも東北の田舎なわけで、
短い夏はひとり図書館で過ごしたわけで、
思い出すのはインクの匂いばかりですが、

 

江川海岸や館山や犬吠埼が素晴らしいのは、100%事実です。

 

夏の思い出が足りない人は、ぜひ千葉へ。

 

そう、思い出は、つくれる。

 

 

 

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