
企画書の誤字を指摘されてシュン・・・そんなあなたに、校閲スタッフの「目」!
こんにちは!「エン転職」校閲スタッフです。
先日公開された「校閲スタッフ紹介」の記事は、もうお読みいただけましたか?
▼まだの方は、ぜひこちらへ!
https://www.en-soku.com/life/53917
さて、第2段となる今回のテーマは・・・

今回は、私たち校閲スタッフが「エン転職」の校閲作業をするときに気をつけていること、「目!」を光らせているポイントについてご紹介します。覚えておくと、皆さんの普段の生活にもちょっと役立つかもしれません^^

★意味を見る目 文字を見る目
文章を読んで、間違い探し。校閲って、一見するととてもシンプルな作業に見えますよね。でも、一口に「間違い」と言ったって、そのパターンはいろいろ。大きく分けると「意味」の間違いと「文字」の間違いがあります。
その1.意味を見る目
言葉の誤用はないか、1つの文章の中で情報が矛盾していないかをチェックします。

1文字も逃さず読もうとすると、入ってくる情報量が多すぎて、大事な要点を見落としてしまうかも。
たとえば上の文。一部だけ取り出してみます。
「大事」「要点」「見落とし」「しまう」
おわかりいただけただろうか。。。
「大事」と「要点」で、意味が重複してしまっていますね。
こうして見れば明らかなミスですが、長い文章の中に紛れていると、意外と気づけないものです。
「意味」の誤りを探すときは、名詞や動詞などの自立語を中心に拾って読みましょう!
その2.文字を見る目
変換ミスや、誤字・脱字・衍字(間違って入ってしまった文字)をチェックします。

人間の目って、多少の誤字・脱字などは、無意識のうちに補って読んでいるのだそうです。そのため、先に紹介した「意味を見る」読み方だけでは見逃してしまうことも。。。
それを防ぐために、あえて「意味を見ない」読み方をする必要があります。
単語を分解して、1字ごとにスラッシュを入れるつもりで読んでみましょう。
こんな感じで。
「1/字/ご/と/に/ス/ラ/ッ/シ/ュ/を/入/れ/る」
こうして読むと、もし「スラッシュ」が「スラッッシュ」になっていたりしても、すぐに気づくことができます。
「文字」の誤りを探すときは、あくまで1文字単位で文章を見ることが重要です^^
★要注意ワードをキャッチ!する目
ざっくり読んで意味をとって、それから1字ずつ文字を追って・・・そんなにゆっくり読んでいる時間がない!という場合もありますよね。そんなときは、「表記ゆれしやすい言葉」と「誤変換しやすい言葉」に注目して読んでみてください。
その1.表記ゆれしやすい言葉
「表記ゆれ」というのは、ある1つの言葉の表記が、文章内で統一されていない状態のことです。

「行なう」と「行う」。どちらも間違ってはいませんが、文章の中に混在すると、地味~に読みにくいものです。
他には、「~してください」と「~して下さい」、「私」と「わたし」、「サーバ」と「サーバー」、「五〇年」と「五十年」など、漢字/ひらがな、カタカナ言葉、数字の表記には注意が必要です。
そんな表記ゆれを見逃さないためのポイントは、2つ。
1つは、上記のような「表記ゆれしやすい言葉」を覚えておくこと。そしてもう1つは、少しでも「これ、表記ゆれしそうかも・・・」と思った言葉は、見つけた時点でメモしておくことです。
単純なことですが、この2点を徹底すると見逃しがグッと減りますよ!
また、そもそも表記ゆれを起こさないために、文章を書く際には、自分が用いる表記をあらかじめ決めておくことも大切ですね。
その2.誤変換しやすい言葉
「務める」と「努める」と「勤める」。「収める」と「納める」と「修める」。
漢字を習いたての小学生のころ、使い分けに苦労しましたね。。。
他にも「保証」と「保障」と「補償」など、読み方だけでなく意味も似ている場合には、特に見逃しがちです。
ちなみに求人広告で起こりがちな誤変換は、「制作」と「製作」、「適正」と「適性」、「監理」と「管理」(※主に建築関係。工事監理。施工管理。)などでしょうか。
こういった誤変換しやすい言葉は、あらかじめ頭に入れておいて、文章内で見かけたらサッと反応できるようにしたいですね!

原稿を守る「最後の砦」の番人たちが、厳しくチェックしています。

ここまで紹介してきました、校閲スタッフの「目」。私たちは日々、こんな風にして「エン転職」をチェックしています。
お仕事で書類を提出するときや、お友達にメールを送るとき。皆さんも、ぜひ「校閲」してみてくださいね!

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この記事を書いたレポーター

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