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遅咲きの社長賞。いつも1番になれない僕が「誰かの役に立つ」で見つけた居場所 #社長賞への道
2018/11/09UPDATE!

遅咲きの社長賞。いつも1番になれない僕が「誰かの役に立つ」で見つけた居場所 #社長賞への道

katsuya shiraishi
CAREER HACK編集。釣りと音楽とお酒が好きです。月1回くらい小さな高円寺の居酒屋さんでDJをしていたりもします。かける曲は北島三郎からSquarepusherまで。

こんにちは、白石です。

普段は『CAREER HACK』や『AMBI』など記事編集やコンテンツ制作を担当しています。

入社12年目の34歳、初めて「社長賞MVP」をいただきました。本当にありがとうございます。今回は、この賞をいただいたタイミングで、これまでのキャリアと、大切にしてきたことについてお話させてください。

特に若手社員のみなさん、壁にぶつかっている方、なかなか突き抜けられていない方に、少しでも勇気が届けられたらうれしいです。

 

いつも1番になれなかった

僕は、何かにつけて「1番」とは無縁の人生をおくってきました。

学校の成績も、かけっこも、スイミングも。大学も、就職してからも。それは、エン・ジャパンに入社してからも。何をやっても2番以下。『エン転職』の求人コピーライターとして働いていた時も、社内のクリエイティブコンテスト(※)でも最高で2位。

いまいち突き抜けられない自分。がんばり切れない自分。ふがいない自分にいつも腹が立ったし、どうすれば結果が残せるのかわからず、苦しい時期もありました。

 

(※)クリエイティブコンテスト、通称「クリコン」とは?

求人広告業界において、もっとも広告クリエイティブにこだわりを持つと自負するエン・ジャパン。その社内で行われるクリエイティブの祭典です。その歴史は12年以上にわたり、これまで50回以上開催。
掲載された広告だけでなく、なぜこのような広告設計になったのかというプロセス、その広告を掲載した採用成果も考慮して投票が行われます。

 

  

「頼まれてもいないこと」に見出した活路

今だから正直にお話すると「コピーライターとして真正面から戦いつづけること」にも悩んでいました。

若手たちはどんどん活躍するようになっていたし、先輩たちがつくる求人広告は相変わらずのハイクオリティ。あまりにも競争相手が多いなかで、どう生き残っていけばいいのか。そんな漠然とした不安を抱えていました。

ところが思わぬところで注目をしてもらえるように。それがたまたま頼まれた「社内報」の更新作業です。

 

2012年当時、ただのリンク集に近い社内限定ページだった社内報。今では存在していないですが、若い社員たちが多いなか、お世辞にも「更新が楽しみになるようなページ」ではありませんでした。

「せっかくなら楽しくしたい」と、リニューアルを提案。協力してつくってくれたのが、当時一緒に働いていた日野さんでした。

こうして晴れて「WEBメディア型の社内報」がスタートしました。

 

(2013年当時の社内報)

 

おまけの話として、これが『en soku!』の原型に。社内を自由に取材させてもらったり、イラストが得意な方に寄稿をお願いしたり、すべてが新鮮だったし、とてもたのしい体験でした。

 

ここにいてもいいんだ

もうひとつ、今は編集長をしている『CAREER HACK』も、はじめは「ただのお手伝い」からのスタート。誰に頼まれたわけでもないけど、自ら飛び込み、取材に同行させてもらったり、朝早くに起きて記事を書かせてもらったり、ライターとしてお手伝いをしていました。

もちろん両方とも、当時の上司には「きっちり仕事をしたらやってOK」と約束を交わして。

好きでやらせてもらっていたのですが、いつしかいろいろな方に「おもしろかったよ」「助かった」「ありがとう」「またお願いしたい」と言葉がもらえて、励みになりました。

その言葉一つひとつが「自分もここにいていいんだ」と思える支えになっていきました。

 

 

異動という転機

そしてやってきたのが、2013年12月の異動の機会。ちょうど30歳を目前に、考え方にも変化が生まれきた時期。

クライアントの採用課題を解決する求人コピーライターの仕事はとても楽しかったです。

ただ、同時に「自分が世の中に感じている課題、世の中をこうしたいという思いを企画にし、世に送り出す仕事」にもチャレンジしたい。とくにエン・ジャパンが大切にしている「採用して終わり」ではなく「ちゃんと入社して活躍する」ところまで考え抜いてサービスを届けていく。

社内のサイドプロジェクトだった社内報や、CAREER HACKなど「メディア」や「コンテンツ」を通じ、やっていく。やりたい。自分には何ができるのか。何が求められているのか。どうすれば自分の可能性を広げられるか。これが、求人コピーライターから編集へと踏み出す第一歩でした。

ムリに背伸びして失敗

ただ、異動してすぐに壁はやってきました。

半年以上もの間、「活躍」とはほど遠いところにいました。いろんな分野のプロが集まるなか、ムリに背伸びをしようとし、たくさん失敗をしました。焦れば焦るほど空回りをする日々。

たとえば、はじめてプロジェクトの進行管理を任された時。ツールの使い方もままならず、関係者たちへ連絡も遅く、一人で頭を抱えて悩んでいるうちに、プロジェクトが滞っていく。

わずか1週間で、その役割から外れることになりました。

ちなみに引き継いだのは入社3年目のメンバー。バリバリと仕事をこなしていく彼を、為す術もなく、ただ遠目で見守るしかできない。自分が「圧倒的にできない」ということを知り、惨めな気持ちになったことを、まるで昨日のことのように覚えています。

 

「何でも自分でやろうとするな」

そういった数々の失敗(今でもやらかしていますが)の大きな要因は、大抵がヘンなプライドのせい。その時にいただいたアドバイスが、今までも大切な言葉として胸に刻まれています。

「何でも自分でやろうとしないほうがいい」

すごくあたりまえのことですが、当時はまわりが全く見えない状況。何でも自分でやろうとして自滅する。プロジェクトにも迷惑をかけていました。頭を撃ち抜かれたような衝撃でした。

一刻も早く成果を出したかったので「できる人と思われたい」「自分ひとりでやりきる」「頼らない」という一番やってはいけないことをやっていたのです。優先すべきは、ユーザーの役に立つ良いサービスをつくること。必ずプロジェクトを成功へと導くこと。

こうしてはじめて「巻き込む」「自分ひとりじゃできないことを、みんなで成し遂げる」「頼る」という、プロジェクトの基本について学んでいきました。

「私はこうしたい」を発信していい

とくに誰かに協力をしてもらおうという時、誰でもカンタンにできることがあります。

それは「私はこうしたい」「こうありたい」という思いを伝えること。

たとえば、この『en soku!』という社内報は「社員のみんなにエンのことをもっと知ってほしい、好きになってほしい」という、言ってみれば「私のこうしたい」からスタートしています。それが実を結び、これまで280人以上の社員のみなさんが投稿してくれて、さらに1日も欠かすことなく、更新が続いている。

どんなに小さくても思いを発信し、行動をしてみる。決してひとりではできなかったことができる。カタチになる。そんなふうにして大きなモノが生み出せるのかもしれません。

 

僕らはひとりじゃない

つい目の前の仕事に追われ、目的を見失っている時、自分のことが見えなくなっている時、ぜひ「私のこうしたい」を大切にしてみてほしいと思います。

そして、同時に「誰の役に立つための仕事か」を忘れずにいてほしいと思っています。

新人の時には、すぐとなりで働いている人たちの役に立てることがきっとあるはずです。できることが増えてきたら、もう少し広いところにも手が伸ばせるようになります。

するとそこにはきっと「あなたの思いに乗った!」という人たちが待っていてくれる。

じつのところ、誰かにお願いをしたり、やってもらったり、任せるということが、私自身とてもニガテでした。今もそれほど得意だとは思っていません。

ただ、ひとつだけ言えるのは、僕らはひとりで戦っているわけではないということ。決してひとりじゃない。ひとりではできないことも、みんなとならできる。だからこそ、会社で働いている意味がある。

 

最後に。

 

もしかしたら…引き続き、いろいろな部署のみなさんに、さまざまな変化球なお願いをすることがあるかもしれませんが…その時はどうかよろしくお願いします(笑)あと私への無茶ぶりもぜひ!

ぜひ、これからもみなさんで力をあわせ、サービスや事業を盛り上げていきましょう。今後ともよろしくお願いいたします。

 

白石勝也

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