こんにちは!エン・ジャパンで制作ディレクターをしている清水です!
「ディレクター」とは。企業取材し、求人広告を制作していくお仕事。社内では、“入社成功の請負人”と言われています。
今回、このディレクターとして、社長賞ベストプレイヤ―賞をいただきました。受賞までの道のりを、お話できればと思います。
|ディレクターなんて、やりたくなかった。
2014年に新卒でエン・ジャパンに入社。求人広告の営業として横浜支社に配属されました。1年目は成果が出ず、悔しい思いもしましたが、2年目から、やっと営業の面白さが分かりはじめます。エンの考え方を広げていくやりがいも感じていました。
3年目も営業を頑張るぞ!と思っていた矢先、ディレクターへの異動が決まりました。
そのときの異動は、正直、ショック。「お客様と離れたくないな」「そもそも、取材は得意じゃないよ…」「なんかディレクターって、面倒そうだなぁ」これが正直な感想。そんな気持ちで迎えたのが、2016年の4月です。
|どん底ディレクター
最初は気持ちを切り替えてディレクターの仕事に取り組んでいましたが、徐々に“ほころび”が出始めます。繰り返すミス、相次ぐ社内外からのクレーム。生活自体も乱れ、ついに「清水には、案件を任せられない」と言われてしまいました。
モチベーションのせいなんかじゃない。「自分はやればできるんだ!」なんて今まで思っていたのは、単に、市況とエンの商材のおかげ。
難易度の高いディレクターの仕事を遂行できる力が、そもそもない。それに気づいても、どうしても行動を変えられなかった。
たくさんの方に迷惑をかけて「これ以上、自分がエン・ジャパンにいてはいけない」そう考えることも、多くなっていました。
|支えてくれた、上司。
そんな私を、当時の上司は見捨てませんでした。
真剣に叱ってくれました。私に代わって、どこへだって謝罪してくれました。「必要な存在だよ」と言い続けてくれました。何度だってチャンスをくれました。「この人は、裏切れない」そう感じたとき、やっと意志の弱い自分に向き合い始めます。
――もう一度、ディレクターとして頑張りたい。活躍したい。恩を返したい。――
ディレクターという仕事に向き合うまでに、結局、1年もかかってしまいました。
|“マイナス”からの再出発
そこから私がやったこと。まずは基礎の徹底です。
改めて、ディレクターとしての仕事の流れをイチから整理し直しました。恥ずかしい話ですが、当時は、後輩の方がずっと丁寧に仕事をしていたので、その後輩からも、仕事の進め方についてノウハウを共有してもらいました。
一つ一つの仕事で、それを徹底すること。「いままで、こんな大事なことをしていなかったんだな」「なんて雑な仕事をしていたんだろう」自分の今までの仕事が、恥ずかしくて、昔の自分を叱りに行きたくなりました・・・。
基礎を意識するほど、あんなに面倒だ、大変だ、と思っていた仕事が、自然と楽しくなっていきます。気持ちに余裕が生まれ、お客様のことを考える時間が増えていきました。
お客様の抱える課題に対して、「こんな方法はいかがですか?」「こういった制度を導入してみませんか?」と提案する機会が増えていきました。作業のようにこなしていた取材の時間が、いつしか、お客様と入社成功を目指して、アイデアを出し合う時間になりました。
「入社決まりました!」「良い方が入社してくれたよ!」「いまも頑張っているよ!」
そんな嬉しい声を、企業様や、営業の方から頂くようになりました。「ありがとう。また、お願いね!」ディレクターになれて、良かった。心からそう感じ始めました。
|自分が、“商品”になる。
その後、ミッションが変わり、エン転職を一緒に販売してくださる代理店の方の専属のディレクターになります。
その中で、とある代理店の営業の方が言ってくれた言葉。
「清水さんに取材してほしくて、エン転職で受注したんです」
この営業の方にとって、一生懸命受注してくださった案件。自分を信じて、エン転職を販売してくれた。ディレクターとして大きな使命感を感じるきっかけになりました。
以前までは、エンのブランド力や、サービス力に頼っていた自分。これからは、自分が“商品”になって、エンを広げていく存在になっていきたい。ディレクターだからこそ、それができると感じました。
同時に、「あれ、私いま、すごい仕事が楽しい…!」そう思いはじめたんです。
|ディレクターのイメージを変えたい
上記の行動により、たくさんの信頼をいただけおかげで、今回、名誉ある賞をいただくことが出来ました。ただ、この賞は、私個人にいただいた賞ではないと思っています。
エンのディレクターは、みんなが “入社成功の請負人” として、それぞれの強みを活かして、1案件1案件、真剣に取り組んでいます。今回、評価いただいた成果と同じくらいの成果を、全員が発揮しています。
たしかに、大変です。つらいこともあります。ディレクターの異動が決まったあの頃に戻ったら、やっぱり躊躇すると思います。けれど、たくさん回り道をしましたが、いまではディレクターになれて、本当によかったと思っています。
ディレクターの存在価値を作っていくのは、まだまだこれから。今回の受賞をきっかけに、社内で「ディレクターになりたい!」という声がどんどん上がっていくようになったらいいな、と思っています。
いまの仕事がつまらない、なんのために働いているのかわからない…そんな風に思っている人も、もしかしたらいるかもしれません。私も、そうでした。
だからこそ、「でも、あの清水だって、いまは楽しそうに働いてるじゃん」そう思ってもらえたら、うれしいです。