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弱みをさらけ出して、仲間に任せること|全社MVPが語るマネジメント論
2017/10/30UPDATE!

弱みをさらけ出して、仲間に任せること|全社MVPが語るマネジメント論

en soku!編集部
en soku!編集部です!エン・ジャパンでの取り組みやリリース情報、調査情報などを親しみやすくお届けしていきます。

こんにちは、中井です。2008年に中途でエン・ジャパンに入社。二度の転勤を経て、現在は千葉オフィスの責任者を任せてもらっています。

先日行われた全社集会では「ベストマネージャー賞 社長賞」という栄誉ある賞を頂きました。全国でもっとも高いパフォーマンスをあげた組織を牽引した社員に贈られるものです。

が…前提としてまだまだ自分自身の能力は足りていないと感じています。

自分が「ベストマネージャー」とは正直思えていませんし、このような身に余る賞を頂けたことは恐縮の極みです。会社全体で非常に勢いがあり、活躍している社員はたくさんいます。その中での受賞には感謝しかありません。

実は千葉オフィス。全社のベストマネージャーにとどまらず、事業部のベストグループ賞も獲得しました! ベストグループ賞の獲得は、全員の悲願でした。まだまだ成長途中ではありますが、本当に良い組織だと胸を張って言うことができます。

受賞が決まった瞬間の興奮。

 

全社集会では伝えきれなかった感謝の気持ちにかえて、今まで周囲の方から頂いてきた学び。また私自身がどのように組織マネジメントを行ってきたか、千葉オフィスの成果を最大化させるために考えてきたことをご紹介させてください。

 

|「社員の成長が、事業をピンチから救う」という実感。


私は社会に出てから、2回のどん底を味わってきました。

1つは新卒で入社した会社の倒産。自身が関与していた新規事業がうまくいかなかったことが主要因でした。もっと結果を出せていれば…と今でも思い出します。

その後、中途で入社したエン・ジャパンでも、入社3ヶ月後にリーマン・ショックを経験。配属された事業の撤退を経験して、改めて事業存続の難しさを感じました。

「より多くの方の仕事人生の充実」が「企業の業績向上への貢献」につながる、という当社が大事にしている「入社後活躍」の考え方。

社員が活躍すれば会社の危機も救え、事業は存続できると私自身が身をもって体感しました。だからこそ、自分自身が誰よりも活躍しなくては、そして活躍できる仲間を増やしていきたいという想いで仕事をしています。

 

|まずは、自分の弱みをさらけ出せ。

今回評価を受けた実績をつくるために、活躍できる仲間を増やす組織運営で取り組んできたことをご紹介させてください。

1つ目は「全員で目指したい、目指せる目的(ビジョン)」をつくったこと。

当社が大事にしている、社員の能力開発で欠かせない考え方の1つ。「本業の商品・サービスで 社会性を実感できる」を体感しやすいのは、わたしが統括している千葉オフィスのような小規模な拠点だと考えています。

それは、クライアント(求職者や求人企業)をより近く感じられること。またアシスタントさん、ライターさん、ディレクターさん、営業の距離が近く、一緒にサービスを提供していることを実感できるからです。

この恵まれた環境をより良くするために、全員で共有できるビジョンをつくりました。これらは当社の強みである「採用が決まった後(入社後)の活躍を支援する」ための教育や評価制度構築のサービスを提供している他部署の力を借りて実施しました。

 

2つ目は、「自分に足りない能力は仲間に補ってもらう」こと。

仲間にも表彰式でコメントしてもらいました。

 

私は千葉オフィスの責任者をしていますが、あくまで “役割” だと捉えています。「優秀」だとか「人として優れている」というわけでなく。社内外の状況をふまえ、今は私が会社より任せていただいている役割にすぎません。

だからこそ、みんなの「人としての尊厳」を大切にしているし、仲間とはフラットな関係でいたいと思っています。

もちろん、厳しくしなければいけない時は上司顔をすることもあります。また役割をまっとうするために、思いっきり頼らせてももらっています。表彰式では、仲間にもコメントをしてもらいました。

例えば…。

論理思考は福嶋さんに。福嶋さんにはナンバー2として本当にお世話になりました。
人としての教育は長妻さん、吉田さんに。
事業への想いをメンバーへ伝えていく役割は前田さん、遠越さんに。
みんなの多様性を受け止めることは金森さん、小野崎さんに。
「新しい事実」を作って、企業を採用成功に導くことは大塚さんに。
求人原稿制作のクリエイティブは星野さんに。

組織運営において、本当にさまざまなことを千葉オフィスの仲間に補完してもらいました。

マネジメント、つまり人を動かしていく過程では「自分の弱さもさらけだして任せる」、そのうえで「自分が描きたい未来を語る」ことが大事だと痛切に感じました。

上述のとおり、本来は責任者であるわたしがやるべき役割も、得意としているメンバーへお願いしました。自分自身の能力不足もあり、わたしがやるよりも効果的だと感じたからです。

はじめの頃は「なぜあなたにやって欲しいのか」「それをやることで、どんな良い変化が生まれるのか」「自分ができないという事実」を説明せずに、ただただそのミッションを要望したことが多くありました。「やりますけど…なんか嫌ですね」と言われたこともあります。

本来は、私がするべきことを仲間にしてもらうわけです。「やれ!」とただ要望するだけでは、前向きに気持ちよくやってはくれません。当然、本来出したかった成果も出すことはできません。

その反省を踏まえ、伝え方の幅を広げる努力をしました。

自身と向き合い、しんどいけど能力不足や未熟さ、弱さも含めて受入れる。足りないことは、素直に他の人の力を借りること。

「向き合う」はもちろんですが、「認める」ことが重要だと思います。特に、役職や年齢が上の人ほど。もちろん、自身の能力開発を怠ってはいけませんが。

 

|メンバーの成長、事業の成長が恩返し。

長くなりましたが。自身の足りない能力を補ってもらえる仲間、お互いの仕事の意義を実感しやすい千葉オフィスにいたからできたことがたくさんあります。本当に、メンバーとこの環境に感謝をしています。

私は、今まで上司にも恵まれてきました。

リーダーシップのすごさや魅力、やりがいに気づかせてくれた岩﨑さん。組織運営では想いを伝えることが大切だと学ばせてもらったのは、小用さん。ビジョンを持つ大切さと緻密なPDCAを教えてくれた山口さん。まだまだ紹介しきれていない、お世話になってきた上司はたくさんいます。

「部下は上司を超える責任がある」

そう言ってくれた偉大な上司たちを超えたい、と思っています。

上司や仲間から得てきた恩を返すために、まずは補ってもらっていた能力の自己開発に励むこと。そして、一段上の組織にして、メンバーの成長につなげることがメンバーへの恩返し。業績で貢献して成長したメンバーを輩出することが、この環境をつくってくれた上司たちや事業部、会社への恩返しだと思っています。

この賞を再度、自信を持って受賞できるように邁進していきます。

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