新卒採用向けのダイレクトリクルーティングサービス、『iroots』。
学生側のプロフィールと3Eテスト結果(適性検査)を企業に公開。企業はその詳細なデータを見て、十分な見極めの上でアプローチができます。
エン・ジャパンが大切にしている価値観、「ユーザーファースト」や「入社後活躍の実現」に基づいており、「本音ありのままのフィッティングで入社後活躍を実現する!」というビジョンを持ったサービスです。
この『iroots』を世に多く広め、今回、社長賞ベストプレーヤー賞を受賞した広原さん。
その輝かしい成果の背景には、広原さん自身の体験や、強い想いがありました。
▼広原さんはこんな人
千葉県出身。2018年4月に中途で入社し、現在2年目。趣味はカフェ巡りと、部署のメンバーとのフットサル。座右の銘は「人に優しく、誰かのために」。
――改めてベストプレーヤー賞の受賞おめでとうございます。今回の賞を受賞するにあたり、広原さんが取り組んだことについて教えて下さい。
企業担当者の気持ちや状況を踏まえた上で、提案をするように心がけてきました。
初めて『iroots』のサービスを検討する企業の中には、「もしうまく行かなかったら・・・」と不安を感じる担当者もいます。
そのような不安を払拭するため、「irootsを使っている姿」「課題を解決した姿」をイメージしてもらえるように提案を工夫しています。
具体的には、全ての提案で下記情報のすり合わせを徹底していました。
・企業の採用課題
・その課題を、『iroots』で解決できる理由
・学生のターゲットイメージ
・採用ターゲット数
・学生との接触シュミレーション
上記において、具体的にデータ等を提示することにより、『iroots』導入後のイメージを明確にすることができます。結果、企業にも安心してお任せいただくことができました。
また、実際にサービスを運用いただく企業の採用担当者と寄り添うことも大切です。
企業の採用担当者は社内で採用の大変さを共有できる方が少ないんです。周囲から「採用できて当たり前」と思われていることも多く、孤独を感じている方も・・・。
そんな企業の採用担当者に安心していただくためにも、「自分が絶対に伴走して、採用成功に寄与します!」という気持ちを率直にお伝えしてきました。
その気持ちを行動でも示すため、ご発注いただく前の企業とも、実際に運用した場合を想定したミーティングをすることもあります。
「サービス導入後の運用イメージを明確化する」「採用担当者に徹底的に寄り添う」。その結果、多くの企業からご期待いただき、今回の成果を上げることができたのだと思います。
ーー入社当初から成果を上げることができていたんですか?
いいえ、入社後は「自分の無力さ」を痛感しました。しかしそれが、成長へのバネになったと思っています。
『iroots』は企業と二人三脚で一緒に走っていくサービス。
お客様の課題解決には、サービスの力だけでなく、私たち営業も欠かせない存在です。
しかし、“営業未経験”、“人材業界未経験”で入社した私は、最初、企業の役に立つことが全くできませんでした。
それでも、こんな未熟な自分に期待してくれる企業がたくさんいたんです。
「この人たちのために、自分も役に立てる存在になりたい」という想いが次第に大きくなっていきました。
「相手の役に立ちたい」、そのためには「自分が成長するしかない」。
この気持ちが、成果を出す上での一番の原動力になりました。
ーー“企業の信頼に応えたい”・・・それが広原さんの原動力なんですね。提案する『iroots』の魅力は何だと思いますか?
今までの就活で、学生は自分の目線のみで企業を選んでいました。その後、企業から良く見えるように、自分を隠して選考を受け、実際に働くイメージも持てないまま入社してしまう・・・。目的が「入社すること」になっていたように思います。
その結果、入社後のミスマッチが増え、活躍する前に辞めていってしまうことが多く起きています。(自分自身もそうでした・・・)
『iroots』では、採用のプロである企業の採用担当者が、「適性テスト」や、「“お化粧”されていない、正直・詳細なレジュメ」により、その学生の「ありのまま」を知ることができます。その上で「自社に合う!」「自社で活躍できる素養がある!」と判断した学生にスカウトをしていただきます。
その結果、学生も、自身では気づいていなかった「素質」や、自分が輝ける「環境」を発見。
「自分もここで働いてみたい!」「こういう人と一緒に何かやりたい!」と、就活の目的を「入社」ではなく、「自分が輝くこと」と捉えていくことができるようになるんです。
私は営業として、「その企業を理解すること」、「企業で働く社員の特徴を理解すること」、「その特性に近い学生を提案すること」で、より良い出会いを創出するよう、努めてきました。
上記取り組みを継続することで、『iroots』のサービスを通して、たくさんの入社後活躍を作ることができると考えています。
ーー今回の受賞から、なにか学びはありましたか?
「自分は周りの人々に助けられている」と改めて気づきました。
今回このような成果を挙げることは1人では不可能でした。一緒に働く営業チームはもちろん、企画、運用、開発部門の方々・・・。
当たり前ですが、みんながいなかったら成果は出せていないです。いつも支えてくれてる『iroots』のメンバーに本当に感謝しています。
ーーありがとうございます。最後に今後の目標を教えて下さい。
自身のモットーとして、「数字はあくまでお客様の期待というだけ。結果で返さなくてはいけない」。
成果というと、営業数字にフォーカスされがちですが、本質は「企業の成果にどれだけコミットできているか」です。
『iroots』はビジネスモデル上、先に費用がかかるサービス。つまり、「期待」に対して、「結果」で返していく必要があります。なので私は、『iroots』と自分に期待してくださった企業と「一緒に走りきること」を常に意識しています。
今後もこの意識は崩さず、継続的に成果を出していけるよう、努力しつづけたいと思います。