こんにちは、広報の齊藤です。
エンの各サービスを支える社員の“リアルな仕事”を、もっと多くの人に知ってほしい──。そんな想いからスタートしたインタビュー企画「仕事のリアル」。
第12回目の今回はデジタルプロダクト開発本部で活躍する社員をご紹介します!
デジプロって普段どんなことしているの?という声をよく聞きます。デジプロの中でも業務は多岐にわたると思いますが、本日はエン・ジャパンの注力事業の一つである『engage』のグロースに向けて日々ご活躍されている高山さんにお話しを伺ってみました。
デジタルプロダクト開発本部 エンジニアリングG 高山 太希さん
<Profile>
▼入社時期:2022年10月中途入社
▼経歴:映像系のエンジニアからWeb エンジニアに転身し、フルスタック・フルスクラッチでの開発を経験。効率的なソフトウェアの開発や運用をするには何をすれば良いかということに関心が強くSRE (※)を学ぶ。エン・ジャパンでは、SRE を推進させるため、開発やインフラの横断的な整理を担当。
▼趣味:ゲームサーバー構築、運用
※SRE(Site Reliability Engineering):サービスやプロダクトの信頼性向上を図るために、システム開発や運用の効率化を行なう方法のこと。
――まず初めに、エン・ジャパンへ入社した理由を教えてください!
エン・ジャパンへの入社を決めた一番の理由は、「挑戦的なフェーズで、SREを通じて環境を整えることにコミットできる」と思ったからです。
私は信頼性とスピードのバランスを取りながら、開発や運用を効率化していくことに強い関心があり、プロダクトの土台となる環境を整えることにコミットできるかどうかが、大きな転職軸でした。
そんな中 engage は、製品をグロースさせるフェーズで様々なリソースをスケールさせる過渡期であり、エンジニア組織の拡大も行っています。そういった挑戦的なフェーズで、SRE を推進することに大きな意味を感じ、私自身が ”入社後活躍したい” と思えたからです。
――所属組織のミッションはなんですか?
デジタルプロダクト開発本部、エンジニアリンググループに所属しています。今の大きなミッションは、engage をグロースさせることです。
開発/運用の最適化やリファクタリング(※)を行い、地盤を支えることでこのミッションに貢献できればと思っています。
※リファクタリング:外部から見た時の挙動は変えずに、内部構造を整理すること。
――具体的に、高山さんの主な仕事内容を教えてください。
SRE を文化にしてきたいので、Pure SRE として各チームへのヒアリングや提案、勉強会の開催などを行っています。
また私も SRE タスクを進めています。
オブザーバビリティの確保やモニタリング/ダッシュボード/アラート/オンコールの整備、CI/CD の推進や、インフラのコード化、ChatOps などです。アーキテクチャの設計や提案を行うこともあります。
また、開発者にもインフラリソースに慣れ親しんでいただき、オーナーシップを持って触っていけるようにするための前提として権限周りの整備や、セキュリティ向上のためのガイドラインを作成や通知も行っています。
――1日のスケジュールはどんな感じですか?
日によって変わるので一例ですが、ある日のスケジュールを書いてみました!
▼9:00 出勤(連絡の確認、チケットの整理など)
▼9:30 朝会
▼10:00 定例(各チームの定例や、全体会議に参加して必要な情報をキャッチアップ)
▼11:00 社内共有、調整(リリースの準備や調整など)
▼12:00 ランチ(仕事の塩梅やお腹の調子に合わせて、わざと遅めにとったりすることもあります)
▼13:00 コーディング(インフラのコード化など、バックログ課題をこなします)
▼14:00 ドキュメント整備
▼15:00 企業との打ち合わせ(クラウドベンダーなど)
▼16:00 開発チームとの打ち合わせ
▼17:00 社内共有、調整(リリースの準備)
▼18:00 振り返り&明日のスケジュール確認(日報、チケットの整理など)
▼19:00 退勤
これ以外にも、障害が発生したときに分析や改善アクションのためのポストモーテムを書いたり、状況に応じてリソースや監視のチューニングを行なったりなど、スポットで発生するイベントに対応しています。
またスクラム体制を敷いており、週次でスクラムイベントをしています。
例:スプリントプランニング、バックログリファインメント、スプリントレビュー、レトロスペクティブ(KPT) など
――エンジニアリングGはどんな雰囲気でしょうか?どんな方が多いですか?
私がエンジニアリンググループにはじめてきたときに抱いた印象は、良い意味で真面目な方が多いということです。皆それぞれの仕事(課題)に対して真摯に向き合っている方が多く、改善に向けてアクションを取りやすい健全なグループという印象を持っています。これまでの経験や情報収集を通して、組織としてより良くしていくための建設的な提案があり、論理的な意思決定が多く、仕事を前に進めやすいです。
――ちなみに…エンに入社後、ギャップはありましたか?
人事やエンジニアリンググループの部門の方に、入社前からある程度きちんと、状況を伺うことができていたため、入社後に大きなギャップはなかったです。
入社前に状況を伺うことができたのは、 “入社後活躍” というキーワードが表面的ではなく、浸透しているからだと思います。
選考において求職者側も会社側もアピールのしかたは大事な要素の一つだと考えています。見せ方ももちろん大事ですがそれ以上に、お互いに幻想ではなくきちんと実情を伝えることが大事だと思います。実情を伝えることが「現状を知って改善をする」という本質的な課題解決への最初のステップだからです。
その大事なステップを、入社後に「実は…」というかたちで後から聞くことになると、自分には選択の余地がなかったと考えて、どうしても受動的になスタートになってしまいがちです。
ですが、”入社後活躍” に目線を持っていき、入社前から課題を教えてもらうことができていればこれは全く変わります。自分の勇気で選択するので、課題に立ち向かうための前向きな覚悟を持つことができます。こっちのほうが絶対楽しいです。
それになにより、ちゃんと教えてくれたことで、”きちんと私と向き合ってくださっている” ということが伝わってきて、非常にありがたく、嬉しかったのを覚えています。
エンジニアリングの課題としては、運用やアーキテクチャがレガシーな部分もまだまだあるため、ドラスティックに変化することを恐れずに、順を追ってリファクタリングをしながら、運用はより良いやり方に移行し、アーキテクチャはより管理しやすいリソースや組み合わせにリプレイスしていくのが良いと考えています。
――ここはエンならではだな、と感じているポイントがあれば教えてください!
私に限らずみなさんお互いにフォローしていて、自分が書いたアウトプット(日報やドキュメントなど)を他の誰かが読んでくださり、反応をくださることが予想外に多かったことにはびっくりしています。とても素敵なエンの文化だと思っています。
――業務中にやりがいや嬉しさを感じる瞬間はどんな時でしょうか?
改善を提案して、新しいやり方を試してみて、効果を実感したときに、素直に良かったなと思います。
それから、「ありがとう」と感謝の気持ちを伝えてくださるとき、「嬉しい、また一生懸命頑張ろう」と思います。
私も、誰かが他の誰かのことを思って何かをしてくれたとき、その思いや行動に対して、成否に関係なく率直に感謝し、気持ちを言葉にして伝えるようにしています。
――最後に…今後の中長期的な目標や、将来像があれば教えてください!
私は仕事でもプライベートでも、「もっと良くするにはどうしたらいいか」を考えることが好きです。
この軸は、今までの人生で変わらなかったので、私のコアであり続けるのではないかと思っています。
自分の気持ちに忠実に、ヘルシーに周囲の環境にコミットしていける人物でありたいと思っています。
今は SRE の推進の中に「もっと良くする」ためのトピックがてんこ盛りなので、ワクワクしながら心血を注いでいますが、今後、状況に応じて柔軟に変わっていく自分も楽しみたいです!
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高山さん、詳しく教えていただきありがとうございました!
中途で入社されたこともあり、他社のエンジニア組織との違いという観点からもお話を伺うことができました。「皆それぞれの仕事(課題)に対して真摯に向き合っている方が多い。」という言葉が特に印象的でしたが、これはエンのどの組織でも共通して言えることなのかもしれません。
高山さんはじめ、当社の事業を支えるデジプロの皆さんのご活躍を今後もぜひご注目ください!
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