こんにちは!ハイ・ミドルクラス採用支援事業部(ハイミド) HRBP チームの野村です!
「ハイミドに携わっている人々のどんな想いを持ちながら仕事に取り組んでいるのかを発信していきたい」という想いから、 AMBI・ミドルの転職に携わっている人々 にインタビューをしていく連載企画「アンビト!」を始めます!
ハイミドに所属している皆さんが今後のキャリアを考える上での参考に、また事業部外・社外の方々にハイミドの雰囲気や想いを知っていただきたいと思っています。
記念すべき第 1 回は2024年4月からハイミドでHRBPをされている宮崎さんにお話を伺いました。
宮崎好也さん
2015 年新卒入社。エン転職のセールスを経験し、人財戦略室新卒採用グループに異動。デジタルプロダクト開発本部の新卒採用などを担当し、2020 年1Q社長賞ベストプレーヤー賞を受賞。2022年4月から中途採用Gのチャレンジグループマネージャーとして自社の中途採用強化に尽力。2024年4月にハイミドのHRBPチーム責任者として組織の立ち上げを行っている。
ーーーまったく興味がなかった「人事」という仕事
>まず、宮崎さんが新卒でエン・ジャパンを選んだのはどんな理由だったのですか?
大学時代、謎に戦略コンサル出身の方々のブログや本を読んでいたんですが、単純に憧れで「戦略系のコンサルティングファームに行きたい!」と思って、就活を始めました。そんな浅はかな動機なので(笑)、なかなか選考を通過することができず、行きたい企業は全落ち。
そこから総合系の他ファームも見出したのですが、選考が進むに連れて「ちょっと違うかも?」という違和感を持ち始めまして。
もっと小規模で、組織の一体感があり、共通ビジョンに向かって進んでいくような会社の方が、自分には合っているのではないかと。
そう思い始めてから、スタートアップやベンチャーにシフトチェンジして就活を進めました。大手ナビサイトには載っていないけど今後伸びそうな企業を発掘するのが楽しくて、いろんな会社を見てました。
また新規事業にも興味があって、携われそうな会社に行きたいという気持ちも芽生え始めてきて。ちょうどエンが新規事業立案インターンをやっていて、そこにエントリーしたことがきっかけで選考に進み、内定を頂きました。
他に内定を頂いたスタートアップ含めて入社先を検討しましたが、実現したい社会像への共感と、新たな事業の柱を作っていくフェーズであり新規事業に挑戦できる可能性が高そう、という観点で、エン・ジャパンに入社を決めました。
>入社してからはどのように過ごしたのですか?
エン転職の営業組織に配属されたのですが、売れなかったですね。。。初受注は6月、初達成は9月、4Q以外は未達と全然ダメでした。
そこから色んな方々の支援がありなんとか持ち直し、3年目頭にチャレンジチームリーダー(CTL)としてマネジメントを経験させていただきました。
今思えばメンバーにも会社にも大変申し訳ないのですが、当時は「人のマネジメント」に興味がなく、「上に行きたい」という気持ちだけでCTLを始めました。ただやってみると意外に楽しくて。メンバーと壁打ちする中で気付きを与えられた時や、メンバーの成長が見えたときに、「ああ、マネジメントって面白いな」と。
ちなみにその時のメンバーは全員いま人事をやっていて、元チームメイトかつ人事仲間として、今でもたまに飲みに行きます。
そんなこんなで3年間営業として過ごしたのですが、入社4年目のタイミングで新卒採用グループへ辞令で異動することになりました。2018年4月なので、2019 年入社の新卒採用が佳境のタイミングでした。
>辞令での異動、当時の心境は?
これまた申し訳ない話なのですが、当時は人事にまったく興味がなかったですし、キャラじゃないなあと思ってました。なんかキラキラした人がいるイメージで(笑)
ただ漠然と「このままでいいのか?」という気持ちがあったのと、新しい新卒採用コースの立ち上げに関われるという話もあり、新しい物好きの私はテンション上がってしまって、喜んで異動させていただきました。
>異動後はどうでしたか?
最初の3ヶ月だけ大阪で営業職採用を担当して、その後東京に戻り、デジタルプロダクト開発本部(デジプロ)の新卒採用を進めていくことになりました。当時はデジプロ固定配属コースはなかったので、採用ターゲットからフロー・インターンシップなどを、当時のTLの小林さんとイチから作っていきました。それが今の「企画マーケティングコース」であり、「edge」というインターンです。
「成長意欲の高い”エッジ”の立った学生」をターゲットに採用活動を進めていたのですが、ターゲット学生と接点は持てたもののなかなか入社に繋がらず、インターン経由での採用目標は大幅に未達。大失敗に終わりました。
翌年、同じデジプロ新卒採用プロジェクトのリーダーを任せていただき、「次こそは」と改めて勉強し直しました。
新卒採用やプロダクト企画やマーケティングの書籍を沢山読んで、数多くの学生や社員にインタビューして、社外の方にもたくさん話を聞きにいきました。上司の羽田さんと毎日「どうやったらデジプロ採用が上手くいくか?」を話していました。
勉強した内容をもとに採用のやり方をガラッと変え、その結果目標を達成することができ、ついでに社長賞ベストプレイヤー賞をいただくことができました。
この時採用した学生たちが今4年目。何人も社長賞受賞者が出て、自分が取った時以上に彼らの活躍が嬉しかったです。
それからはデジプロ採用にも関わりつつ、M&Aチームの新卒採用や、エンジニア採用など、新しい採用コースの立ち上げを経験させていただきました。またエン・ジャパン新卒採用全体のブランディングPJTも担当させていただきました。
ーーー想像の15倍難しかったCGM
>そして2022年4月に中途採用グループのチャレンジグループマネージャー(CGM)に。どういった流れでチャレンジしたのですか?
新卒採用担当として様々な経験をさせていただく中で、人事の仕事の面白みを感じていました。
「人事としてより影響力を発揮できるポジションにいきたい」と考えていて、評価面談で使うシートのキャリア希望欄にも「人事マネージャー→人財戦略室室長→人事管掌執行役員(CHRO)」と書いていました。
そんな中で2021年12月頃、中途採用グループのマネージャーポジションをやってみないかと打診をいただきました。面談がスケジュールされた時は「新卒採用マネージャーよろしく!」という話だと思っていたので、だいぶ驚きました。
中途採用の経験はなく、マネージャー業も初めてだったので、言ってみれば飛地のチャレンジだったのですが、「人事としてより影響力のあるポジションに」という軸にマッチするので、喜んでお受けしました。
>初めての中途採用・マネージャー業はいかがでしたか?
想像の15倍くらい難しかったです(笑)
私がマネージャーを始めた2022年4月から新たな中期経営計画がスタートしまして、5年で売上・営利2倍強の計画。その達成のた為の方針の一つに「人材への投資」が掲げられていて、中途採用予定人数は前年度の約4倍。
またフロント/バックエンド/インフラ/AIなどの各種エンジニアやPdMなど求人倍率の非常に高いテック系職種や、経営企画/法務/経理などコーポレート部門のマネージャーラインの採用などもありました。
営業職のメンバークラス採用が中心だった今までの中途採用からは、量はもちろん質的にも大幅な変革が求められました。
そんなチャレンジングな状況の中、マネージャーとしてやらなくてはいけないことは、戦略立案・推進、組織標準化、理念伝導、他部署との調整、経営陣へのレポーティング、意志決定支援、など多数。
これらのマネージャー業務、チャレンジする前は「楽しそう」「おれこういうのたぶん得意」なんて思っていたのですが、実際やってみるとこんなにも難しいものかと。また中途採用の実務経験がなかったので、それも難しさに拍車を掛けました。
「マネージャーとして価値を出せているのだろうか?」と自問する毎日でした。
そんな中でも、室長の平原さんや人事管掌役員でもある鈴木さんに支援いただき、何よりメンバー達が本当に頑張ってくれて、なんとか2022年度・2023年度の採用目標を達成することができました。
ーーーHRBP へのチャレンジ。
>そこからなぜハイミドのHRBPに?
たまたま事業部長の峯崎さんと話す機会があり、その時に「ハイミドにHRBP機能をつくろうと思っている」と。
「採用以外の領域にもタッチしたい」という気持ちがあったのと、より現場に近く、事業の手触り感を持てそうな HRBPにはもともと興味がありました。
また、年齢的には私の一つ上の峯崎さんが「おれたちの世代が未来のエン・ジャパンをつくるんだよ」という話を熱っぽくされていて。
その話はHRBPとかキャリアには関係ないのですが、なんというかそういうのが好きなので心が躍っちゃいまして(笑)。ハイミドでHRBPをやりたいという想いが強くなり、異動を決めた、という経緯です。
>今はHRBPとしてどんな仕事をしているのですか?
業務ベースでいうと結構色々あって、採用や育成はもちろん、組織活性化観点でイベントの企画運営をやったり、人員計画の取りまとめをしたり、新たな雇用形態・人事制度をつくったり、事業部のメンバー達と面談したり、幹部陣と組織についてのディスカッションをしたり。
ミッションは「人・組織の課題を解決し事業を伸ばすこと」なので、それにまつわることはなんでもやります。
もっというと、事業が良くなるならHRから遠いことでもやったらいいとも思っています。サッカーで言えば、FWだって守備するし、GKだって点取るときもある。メインのポジション・主領域はあるけど、目的はチームの勝利なので、そこに繋がることならやるべき。最近はミートアップ※の企画運営などもやらせてもらっています。
※…AMBI、ミドルの転職に参画していただいている企業の交流会
もっともっというと、エン・ジャパンというチームの 1 ポジションを担っているのがハイミドで、ハイミドを主戦場にしつつも、エン・ジャパンの目的や目標の達成のために、他部署や全社人事との連携は大事にしたいと思っています。他事業部の事業部人事とは週2で話す機会がありますし、全社人事とも週1で定例MTGがあります。
>今一番力を入れて取り組んでいるのはどんな仕事ですか?
育成周りは直近のテーマとして特に力を入れているところです。HRBPチームのメンバーや、マネージャー・部長・事業部長と議論しながら進めています。
特にCGM育成に関しては個人的に思い入れがあります。私自身がCGMをやっていたとき非常に苦戦したので。
もちろん本人がもがきながら成長していくのですが、CGM期間中にスムーズに成長していける育成体系があれば、成功体験を積める。自己効力感が上がり、より成長できる。
GM業は確かに大変。求められるものが多く、プレッシャーもあります。
ただ、私自身苦戦はしたものの、やって良かったと心から思っています。みんなに一度は経験して欲しい。
他事業部や全社人事とも連携しながら、良いものを作っていけたらと思っています。
>最後に宮崎さんの今後のビジョンを教えてください。
ビジョンというと大袈裟ですが、やりたいことや目標でいうと、大きく2つあります。
まず、私自身が「本当の意味でHRBP」になることが目先の目標。
峯崎さんが私のチームを「人事企画チーム」や「事業部人事チーム」ではなく「HRBPチーム」としたのは、「君たちに期待しているのは人事屋さんの動きではない」「事業観点を強く持ちながら人や組織の課題を解決して事業に貢献することだ」「事業部のビジネスパートナーであることだ」という期待を込めてのことだと思っています。
直接聞いたことないので本当にそうなのかはわからないですが(笑)、日々の峯崎さんとのコミュニケーションからもそれは感じとれます。
今はまだ「HRBP山」の1合目くらいでしょうか。全然まだまだ。早く期待に応えられるよう、勉強と実践の日々です。
2つ目の目標は、1つ目と重なる部分が大きいですが、チームのメンバーたちにも真の意味でのHRBPになってもらうことです。
「採用の人」「育成の人」「制度づくりの人」ではなく、人事の専門性を持ちつつ、ビジネス観点も持ち合わせた、事業に貢献できるビジネスパーソンになって欲しい。そうなれれば、私のチームを離れた後も、活躍できるフィールドはたくさんある。真のHRBP目指して、CSAを高めて欲しいです。
なので、そうなるための機会を沢山つくってあげたいと思いますし、支援もしたい。私自身もまだまだなので、共に学んでいきたいと思っています。
ちなみにもうちょっと先の話で言うと、やはりCHROになりたいと思っていますし、更に先で言うと愛する沖縄の海の近くでハンバーガー屋さんをやりたいです。
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宮崎さん、ありがとうございました!
なかなか普段伺うことができない、宮崎さんの想いを知ることができました。
次回もお楽しみに!