おっさんがひとりで飯を食う。ただそれだけのテレビドラマをご存知ですか?
その名も『孤独のグルメ』。
ストーリーは、個人事業主として雑貨輸入商を営む主人公・井之頭五郎(いのがしらごろう)が、仕事の出先で腹を空かし、行き当たりばったりで見つけた店に入り、ひとりで飯を食べまくる。ただそれだけ。
2012年に深夜ドラマとして放送されてから、コアなファンによって熱狂的に支持され、2015年の冬にはシーズン5まで放送。今年の正月には特番にもなりました。
主演は松重豊さん。
食いっぷりがめちゃくちゃすごい!気になる方はレンタルDVDでご覧ください!

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このドラマの特徴は、次の3つです。
・知らない街で行き当たりばったりで店を決めること。
(クチコミサイトなどの閲覧など言語道断。自らの勘と嗅覚を信じるのみ)
・実際にある大衆向けかつ個人経営の店に入ること。
(高級店やチェーン店には絶対に入らない)
・ひとりで飯を食いまくること。
(酒は飲まず、飯に専念する)
巷では、この『孤独のグルメ』の真似をする『孤独のグルメごっこ』が流行っているそう。
実は私も1年前から密かにやっていました、『孤独のグルメごっこ』。
(ただ妻も大ファンなので、ふたりで行くことが多いです。また下戸の五郎さんと違って、私はお酒をいただきます)
知らない街に行き、
自分の勘と嗅覚でうまい飯屋を探し出し、
メニューを徹底的に吟味し、
食いたい物を腹いっぱい食う。
今回は、小田急線経堂での『孤独のグルメごっこ』の様子をお届けします。
新宿から急行で11分、各駅で17分。東京は世田谷区経堂。
駅前には大きな商店街やちょっとしたモールもあり、ファミリーが暮らすにはちょうどいい街。
東京農大へと続く商店街。200メートル以上あり、学生やファミリー向けのお店がずらーっと並ぶ。
ランチの定番、イタ飯。
んー、今日はパスタって気分じゃないな。
お、いい雰囲気の喫茶店。
真冬だし、こういう店のグラタンをはふはふするのも悪くない。
趣のあるてんぷら屋だ。
舞茸の天ぷらで熱燗をきゅっとやったら至福だろうな。
なんだこの地下飲食店街は。そそられる。
中華も捨てがたい。
餃子定食って、絶対にハズレがないよな。
こっちは四川か。
汗かいてデトックスしたら、日頃の疲れも吹き飛びそう。
こういう肉屋もいいなぁ。スタミナつきそう。
オシャレなお店もけっこうある。
でも、中華や肉屋を見ていたら、なんだかガツンとしたのが食いたくなってきたかも。
ん?うどん屋に、パクチー餃子?
こ、これは気になる。。。
あ、本家パクチーハウスもあった!
ありとあらゆるメニューにパクチーが使われているという、パクチーの聖地。
でもランチはやってないみたい。
こういうエスニックなお店って、どこも質が高いんだよな。迷う。
迷い続けていたら、うっかり住宅街に出ちゃった。
戻って、もう一度考えよう。。。
ん?あれ?あそこに飯屋がありそうだぞ?
……
…おお!
おおおおお!!!
この佇まい!
いいじゃないか!いいじゃないか!
昔ながらの洋食屋さん。メニューも豊富。
ここならガツンと食えそうだ!よし、今日はここにしよう!
こういう雰囲気、たまらないな。
どれも最高に旨そうだ。
さて、どれにしよう。。。
そういえば、外にカキのメニューがあったな。
あ、これだ!
よし、今がシーズンだから、カキにしよう!
海老フライとのミックスもたまらないが、揚げ物以外も食べたい。
そうしたら、、、カキフライ×ハンバーグで決まりだ!
本当はポテサラとかもつけたいけど、こういう店ってボリュームあるから、控えておくのが無難だろう。
おお、やっぱり!このボリューム!!!
瓶ビールは黒ラベル。
ガツンとした男気のある喉越しが、こういう洋食に合うんだよな。
大ぶりのカキフライは4つ。自家製のタルタルソースで。
揚げたてサクサクの衣と、ジューシーな旨みたっぷりのカキのエキス。
まろやかさと酸味のあるタルタルソース。うんうん、これだよこれ。
なにものにも替えがたい、極上の癒しだ。
次はハンバーグ。
お、これも旨い。肉汁控えめの素朴な味わい。
近頃のハンバーグはやたらと肉汁押しだから、たまにはこうした家庭的なハンバーグもいい。それに、ソースに少し入ったスパイスが、さりげなくこの店のこだわりを表している。
いいぞいいぞ。飯が進む、ビールが進む。
ガツガツ、モグモグ、グビグビ。
ガツガツ、モグモグ、グビグビ。
いやぁ、大満足!!!!!
タルタルソース、美味しすぎておかわりしちゃった(苦笑)
ちなみに日曜のランチタイム、ほぼ満席でした。
地元の人たちに愛されているんだな。デリスさん。
ご馳走様でした!!!!!