秘境に行きたい衝動に駆られる時がある。
[秘境(ひきょう)]
あまり行ったことがなくて、よく知られていない所
気軽に行ける秘境はないか?とググったところ、
【関東の秘境】という言葉がひっかかった。
そこに記されていたのは、
JR鶴見線という電車で行ける秘境「海芝浦駅」。
JR京浜東北線鶴見駅から乗り換えて行けるという。
衝動を抑えるのが面倒だったため、行ってみた。
鶴見線はこんな感じの黄色い3両編成電車。
沿線には、たくさんの工場があり、
主に工場で働く人たちを乗せてゆく。
ゆえに
時刻表からは緊張感が漂う。
電車が進むにつれ、イキフンが出てくる。
駅のホームには“ぬこ”がいたり…
ほほえましいシーンが垣間見えたり…
駅の後ろがめっちゃ工場だったりする。
少しずつ、【関東の秘境】の異名をもつ
「海芝浦駅」への期待が高まっていく。
「海芝浦駅」へは途中で乗り換えが必要なので、
この写真の「浅野駅」で電車を待った。
待つこと1時間27分。
悪びれもせずに乗り換えの電車が登場。
そして、2駅先の「海芝浦駅」へと向かった。
すぐ着いた。
そして、驚いた。電車を降りると目の前は…
海だった。というかこの駅、海の上にある。
ホームからは、こんな景色も楽しめてしまう。
自分のほかに乗客は数名しかいない。
黄昏れる観光客や…
景色を撮影する鉄◯タさん。
こんな秘境に来てしまう同志たちを見て、
なんだか他人のような気がしなかった。
それはさておき「海芝浦駅」にはあろうことか
“改札を出られない”という罠が仕掛けてある。
関係者以外は立ち入ることができないのだ。
まさしく、陸の孤島。
電車に乗り遅れるといろいろと終わるので、
ホームでの黄昏や撮影を10分ほど満喫し、
来る時に乗った電車で鶴見駅へと戻った。
さようなら「海芝浦駅」
【結論】
行ってよかった。
けど、1回でいい。
※黄昏れ観光客と鉄◯タさんは知り合いです。