なんだか最近、涙もろくて困ります。
「ほのぼのするなぁ」なんてかるい気持ちで読み進めていたら、最後、やられました。
461個の弁当は、親父と息子の男の約束。
最後のほうで、涙がぼろぼろぼろーっと。
TOKYO No.1 SOUL SET、渡辺俊美さんのエッセイです。
渡辺さんは息子さんとこんな約束をします。
「高校3年間、毎日お弁当をつくる」
そこからはじまるなんでもない親子のお話。
お弁当の写真と、ちょっとしたエッセイがつづられる。
息子さんが居酒屋のちょっとした肴が好物だったり、
タイ旅行がきっかけでナンプラーを自分で買ってきたり、
恋をしてダイエットしようとしたり…ホントになんでもない。
ただただ3年間お弁当をつくりましたという本。
なのに、家族ってなんだろうなぁと胸にこみ上げてくるものがあります。
最後まで読むと自然と涙がながれてきてしまいます。
「お弁当のレシピ本」を想像すると全然違うかもしれませんが、
ぜひ手に取ってみてください。
きっと、みんな大切な人にお弁当をつくりたくなるはず。
こちらの対談もおもしろいので、ぜひ。
親子をつなぐ弁当づくりと日々のこと。
http://www.houyhnhnm.jp/lifestyle/feature/for-toshimi-watanabe-toshirow.html