こんにちは、のつです。イチロクコピーライター、すなわち2016年入社のコピーライター、のつです。エンソクを書くのは初めてですが、これまでの投稿で、何度も写真だけは使われてきました(同期たちが使いたがるのです)。
こんな写真とか、
こんな写真とか。
どうやら同期のコピーライターたちは、わたしをネタで使うのが好きなようです。ツラがまぬけだからでしょうか。
さて、お見苦しい姿を公開したところで、本日のお題はマジメな感じで進行します!ずばり「コピーライターが、クリエイティブを磨くためのマル秘トレーニングとは?」今回は、わたしが所属するチームでやっていた取り組みについてリポートします。
■トレーニングその1「描写しちゃって!写真さん」
…ネーミングがダサいのは、わざとです。わざとですよ。これは、少し前に毎日やっていたトレーニングのひとつ。
▼お題となる写真を決める
▼その写真をみて、チームメンバーがそれぞれ「描写」をし、共有する
▼リーダーからアドバイスをもらう
というシンプルかつ意外と面白いトレーニングです。求人広告で仕事の臨場感を伝えるためには、読み手の五感に訴えかける表現力、つまり状況の描写力が不可欠。写真からイメージを膨らませ、魅力的な描写ができるようにトレーニングしていました。小説を書いている(いた)メンバーが5人中4人というノベリスト集団である当チーム。高いレベルで?表現を磨き合っていたのです(小説を書いていないポンコツは、私だけです)。
※たとえば、こんなのです(画像はフリー画像だったので出せませんすみません)
お題:バスケットボールでの「ダンク」の画像
来る、来る…来た!
スタジアムを囲う色とりどりの観衆は、その瞬間を待ち望んでいた。
背番号4ーーキャプテンの責任と誇りを乗せ、彼が左足で高く跳び上がった、その瞬間。次に来る音を聞き漏らすまいと、スタジアムからすうっと、音が消える。
黒い右腕が振り上げられる。彼の体がリングに近づく。空中を滑るような華麗なジャンプ。オレンジの球体を、彼はひとかけらの遠慮もなく、直接、強く叩き込んだ。
轟音が響き渡り、リングは苦しそうに軋む…一拍置いてから、溜め込まれていた歓声はスタジアム中で爆発した。
…という感じ。手前味噌で恐縮ですが、こんなのを日々書いていたので、けっこう練習になったなあと思っています。
■トレーニングその2「アナログ万歳!名作コピーの手書き写経」
まずはこちらをご覧ください。
そう、手書き。手書きなのです。これは児島令子さんの「死ぬのが恐いから飼わないなんて、言わないで欲しい。(日本ペットフード)」。広告コピーの名作、特にボディコピーが良いものを、手書きで週に1作品「20回」書き写し、そのリズムや言葉遣いを学ぶ、という取り組みです。すでにノート1冊分は書いています(ちなみに、20回目の書き写しは「マネできそうなポイント」や「書き手がこだわっていそうな良いポイント」を分析して書き残してます)。
コピーライターたるもの、良質な表現のインプットは不可欠。PCで打ち込むよりも、手書きで時間をかけ、一文字ずつ吟味して書き写すことで、書き手の呼吸を学べる…ということで、アナログですが頑張ってやっています。腕とコピーをいっぺんに鍛えられるのでおすすめですよ!
■てか、公開しちゃったら、ぜんぜんマル秘じゃなくね?
…というツッコミは、聞かなかったことに…。でも、コピーライターのトレーニングは地道なものの積み重ね。特別なことはやってない、というのが入社してからの実感です。これからも先輩たちに追いつけるように頑張ります!って、すっげえ月並みな締め方ですが…また次回お会いしましょう。お楽しみに。